『こどもに接する際のヒントに』
この本は、6つの有名学習塾の講師が典型的な24問を取り上げて、誌上で解説するという構成を取っています。問題自体の解説は、かなり簡潔にあっさりとまとめられています。むしろこの本の特筆すべき点は、ヒントの出し方や、間違えるポイントとその原因が、要点を絞って説明されているということでしょう。
たとえば、ヒントの出しかたとして「物語文の問題を解く時に、感情移入は不要」と指摘しています。対象が物語文だと、ついつい「主人公になったつもりで・・・」などとアドバイスしてしまいます。しかしこれは、記されている内容を論理的に読み解く上では、全く邪魔なことでしかないのです。言われてみればその通りなのですが、こういったことに、親が自分で気づく機会は少ないと思います。そういった点で、とても参考になると感じました。
他には、有名学習塾の紹介ページや、「親と子の性格別学習対策マニュアル」なんて言う楽しい記事もあります。個人的に一番、興味を引かれたのは、各科目のつまづきポイントがまとめられていることでした。
多少なりとも、ご自分でこどもの勉強を指導するお父さんお母さんには、いろいろと有用な情報が含まれていると思います。