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高梁川グラフィティ

『高梁川の風土が香る本』
高梁川は、岡山県の南西部を流れる一級河川で111kmの流域の中に111万人の人が住んでいる。流域は「備中」と言われる地域で、自治体としては、倉敷市、総社市、高梁市、新見市といった自治体が連なる。それぞれに異なる時代で頂点を経験した歴史的な背景を経ている。「総社」は古代吉備王国の中心として栄えた地域で、古代からの遺跡や「桃太郎」に代表される伝説が数多く残る。新見は中世荘園時代にピークを迎え、高梁は戦国時代、江戸時代を通じて栄えた城下町で、「備中の首都」と呼ばれた時期もあった。倉敷は江戸中期にから商工業で栄え、現在まで商工業および文化の町として存在感を出している。日本に多くある地方都市の中でも非常に豊かな資源に恵まれて今日に至っている。本書は、そこで培われた風土の匂いを伝えることに成功している。流域に生き生きと暮らす人の生活が香ってくるようである。

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