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Z会 の使い方[PC版]

社会的責任のマーケティング―「事業の成功」と「CSR」を両立する

『具体例も多く、明快』
「一企業が他社との競合に勝ち抜いて利益の最大化を図るための戦略」=「マーケティング」ではなく、さらに地域や社会、環境にまで配慮した企業活動を長期的、系統的に継続することによってこそその企業の存在意義がはっきりして、業績にも最大限の貢献が寄与される、とのテーマは非常に解りやすい。コトラーらしくアメリカでの成功企業の事例がたいへん豊富で、まさに企業側と寄付やボランティアなどを受ける自治体、学校、NGO、NPOなどの両サイドからの考察は類書に例がないと思われる。
ただし、下の書評氏も指摘されているとおり「CSR」=企業の社会的責任、がやっと議論されるもののさまざまな「偽装」や「隠蔽」体質の日本において、「コーズ」=(社会的)主張、さらに「コーズ・リレーテッド」「コーポレート・フィランソロピー」などの段階は理念的には判るが「日本語」的な定着がないのでピンとこない一面もある。(訳者である恩蔵氏の著書をこれから読んでみます)
それと疑問点をひとつ。「(アメリカの)マックはすべてのビックマック(ほか)の販売ごとに『1ドル』の寄付がなされる。」いくらなんでも5ドル程度の商品で1ドルも寄付しちゃうのだろうか?原価がそんなに安いのか?株主、消費者が黙っているんだろうか?
ちなみに日本のマックは「ハッピーセット1個につき『1円』」とポスターに書いてあるのでやっぱり『1セント』じゃないのだろうか?もっとも、それほどアメリカでは社会貢献が市民レベルにまで定着している証拠なのかも知れないが・・・。

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