『この本は、すごい!』
私はある商品の販売プロモーションに関わる立場からドラッカー著書に触れる機会は多かったが、本書において違った環境での具体例に触れることができた。
プロジェクトマネジメントの本質を、実践例を基にこのように分かりやすく解き明かしている本は、これまで見たことがない。
大学職員を相手に書いたものであるようだが、それにとどまらず、私のようなプロジェクトの運営に悩む者、また広い意味においてなにか新しいことにチャレンジしたい者、組織に閉塞感を抱いている者、さまざまな立場の者に勇気を与える本である。
最近、早稲田大学の改革が進んで元気になってきたと感じていたが、著者である「WISDOM@早稲田」のような職員グループが、それを支えていることがよく分かった。
特に、そのグループを指揮している高木直二理事という人物には興味をそそられる。直接会って話を聞いてみたいくらいだ。
それにしても、大学経営のノウハウをこのような形で公開してしまっていいのだろうか。
前書きをラグビー部の中竹竜二監督、後書きを白井克彦総長が書いている点から了承済みではあろうが、かえってそれを許した早稲田大学の心の広さには驚くばかりである。
その意味でも、この本はすごい!